投資住宅市場

オリックス銀行が家族信託型リバースモーゲージ
認知症リスクに対応、親族が代行し管理が可能に
オリックス銀行は契約者の認知症リスクに対応した家族信託型機能を持つリバースモーゲージ「家族信託付不動産活用ローン」の取り扱いを始めた。契約者が認知症になっても、委託者である家族が物件の管理や売却を代行でき、家族が裁判所を通して成年後見人となり、物件の管理等を行う手間やコストを省く。オリックス銀行はすでに展開している相続、資産承継、財産管理を手掛ける「家族信託サポートサービス」とリバースモーゲージを組み合わせることで商品化を実現した。現状、認知症リスクまで考慮したリバースモーゲージを扱う金融機関はオリックス銀行のみ。オリックス銀行は今後、超高齢化社会が進むことで老後資金のニーズが高まる一方、認知症のリスクに対応した商品展開も必要と見ており、他行と差別化させたサービスで顧客を囲い込む。...