不動産トレンド&ニュース

2020.05.29更新

投資住宅市場

オリックス銀行が家族信託型リバースモーゲージ
認知症リスクに対応、親族が代行し管理が可能に

 オリックス銀行は契約者の認知症リスクに対応した家族信託型機能を持つリバースモーゲージ「家族信託付不動産活用ローン」の取り扱いを始めた。契約者が認知症になっても、委託者である家族が物件の管理や売却を代行でき、家族が裁判所を通して成年後見人となり、物件の管理等を行う手間やコストを省く。オリックス銀行はすでに展開している相続、資産承継、財産管理を手掛ける「家族信託サポートサービス」とリバースモーゲージを組み合わせることで商品化を実現した。現状、認知症リスクまで考慮したリバースモーゲージを扱う金融機関はオリックス銀行のみ。オリックス銀行は今後、超高齢化社会が進むことで老後資金のニーズが高まる一方、認知症のリスクに対応した商品展開も必要と見ており、他行と差別化させたサービスで顧客を囲い込む。...

不動産投資マーケット

コロナでマンション販売・企画にも変化
―オンライン接客やコワーキング導入進む

 新型コロナウイルスの影響で、新築分譲マンションの「売り方」に今後変化がありそうだ。緊急事態宣言が全国で解除されれば、休業していたマンションの販売拠点もようやく再開されるが、今後の収束状況によってはオンラインを活用した非接触型の営業も織り交ぜる必要がありそうだ。テレワークの定着を想定し、マンションに仕事スペースを設けるなど商品企画の進化も進む可能性がある。  三菱地所レジデンスは「オンライン接客」を都心エリアの...