歴史まちづくり計画、100都市認定

─国交省ら発表、小樽市・宇陀市で達成

 国土交通省、文部科学省、農林水産省は、歴史まちづくり法に基づく「歴史まちづくり計画認定都市」が、7月30日で100都市(41道府県)となったと発表した。同日付で北海道小樽市、奈良県宇陀市の計画が認定されたことで100都市に達した。小樽市は北海道で初の認定。

 歴史まちづくり法は、歴史的風致の維持・向上を図る地域のまちづくりの取り組みを、国が積極的に支援することを目的として、08年に施行された。全国各地には、地域固有の歴史と伝統を反映した人々の活動と、歴史的価値の高い建造物および周辺市街地とが一体となって形成された市街地環境が存在する。これらを「歴史的風致」として、市町村は歴史的風致維持向上計画(歴史まちづくり計画)を作成。国に計画が認定されれば、関係省庁が連携した各種支援が受けられる。

 小樽市は明治~昭和初期に建てられた建造物と、ニシン漁にまつわる風習を保存した「忍路鰊漁撈(おしょろにしんぎょろう)の行事」、ニシンを求めて新潟県から移住してきた人々が伝えた「高島越後盆踊りの行事」など、地域固有の魅力的な歴史的風致が形成されている。宇陀市は「宇陀市松山伝統的建造物群保存地区」を中心に開催される寒施行(かんせぎょう)などの伝統行事、国宝の宇太水分(うだみくまり)神社本殿を中心に開催される「古市場の盆踊り」などの伝統行事が歴史的風致を形成している。

 計画の期間は概ね5~10年。進捗評価を毎年度実施し、中間年度・最終年度の評価を次期計画に反映する。100都市のうち、3期計画認定済みは1都市、2期計画認定済みは44都市、計画完了は4都市。

2025.08.29