銀座中心街の店舗賃料が過去最高を更新

 シービーアールイー(CBRE)は、全国の中心都市における24年第4四半期(4Q、10~12月期)の路面店の需給動向をまとめた。東京では、銀座の空室率は0・7%(前期比横ばい)だった。坪当たり賃料は、平均が28万円(6・5%増)と5期ぶりに上昇してコロナ禍を上回る水準。プライムエリアに限ると45万円(12・5%増)で、過去最高を更新した。

 東京では4Qに、銀座でラグジュアリーや高級腕時計、ジュエリー、国内アパレルなどから出店や引き合いがあった。既存テナントの契約満了前に成約するケースも増えてきて、新たな空室は出なかった。表参道・原宿は空室率が0・7%(0・1㌽減)、賃料は平均が21万1800円(3・4%増)でコロナ禍前と比べて3・3%減まで回復。プライムエリアで38万円(8・6%増)と過去最高を更新した。旺盛な出店意欲がみられ、表参道だけでなくみゆき通りや竹下通りでも賃料相場が引き上がったため。

2025.02.14