
リフォーム受注高、6%減で3・4兆円
─国交省2Q調査、受注件数は3割減少
国土交通省は、24年度第2四半期(7~9月)の建築物リフォーム・リニューアル調査報告をまとめた。受注高の合計は前年同期比6・0%減少し3兆4147億円となった。うち住宅は1兆132億円(△10・1%)、非住宅建築物は2兆4015億円(△4・2%)でともに減少した。
受注件数は172万3452件(△32・9%)で、うち住宅は107万8915件(△40・4%)、非住宅は64万4537件(△15・0%)だった。
住宅の工事受注高のうち最も多い改装・改修工事は8474億円(△3・0%)、次いで維持・修理工事が1320億円(△31・1%)、一部改築工事が191億円(△61・4%)、増築工事147億円(+14・6%)。非住宅の工事では、改装・改修工事、維持・修理工事が2兆2640億円(△3・4%)、増築工事850億円(△22・9%)、一部改築工事525億円(△0・1%)。
用途別、構造別の受注高は、住宅は「木造の戸建て住宅」が最も多く4575億円(△14・8%)、次いで「コンクリート系構造の共同住宅」が4308億円(△7・5%)。非住宅は「鉄骨造の生産施設(工場、作業場)」が3334億円(+13・4%)、「コンクリート系構造の事務所」が3108億円(△32・6%)だった。
発注者別では、住宅は「個人」が6330億円(△13・0%)、「管理組合」が1806億円(△10・6%)の順で多かった。非住宅は「民間企業等」が1兆7997億円(+1・0%)、「公共」が5300億円(△13・3%)。
2024.12.20