リフォーム、住宅・非住宅とも受注額増

─国交省24年1Q調査、受注件数は減少

 国土交通省は、24年度第1四半期(24年4~6月)の「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」をまとめた。受注高合計は、前年同期比10・6%増の3兆8180億円となった。うち、住宅は1兆1966億円(前年同期比4・3%増)、非住宅は2兆6214億円(13・8%増)だった。受注件数は、住宅・非住宅合計で206万6116件(26・8%減)。うち住宅141万2063件(29・7%減)、非住宅65万4053件(19・4%減)で、ともに減少している。

 住宅の工事種類別では、改装・改修工事が9320億円(4・5%増)。次いで維持・修理工事1967億円(5・0%増)、一部改築工事517億円(4・3%減)、増築工事は162億円(14・0%増)。非住宅の工事種類別は、改装・改修工事、維持・修理工事2兆4645億円(14・9%増)、増築工事1146億円(9・7%増)、一部改築工事423億円(21・8%減)。

 工事内容の用途別、構造別では、住宅は「木造の戸建て」が5680億円(2・4%減)、「コンクリート系構造の共同住宅」は4732億円(7・3%増)となった。非住宅では、「鉄骨造の生産施設(工場・作業場)」4154億円(45・3%増)、「コンクリート系構造の事務所」が3296億円(5・7%減)の順に多かった。

 発注者をみると、住宅は「個人」が8082億円(3・9%増)、「管理組合」が1759億円(4・8%増)。非住宅は「民間企業等」が1兆9642億円(15・9%増)、「公共」が5650億円(8・5%増)の順に多い。

2024.09.20