
三菱UFJ信託、分譲Mの外部管理者に
―デベ・管理会社と連携し新築物件で開始
三菱UFJ信託銀行は分譲マンションの管理組合向けに外部管理者事業を始める。組合の理事会機能を外部専門家が代行する外部管理者方式(第三者管理方式)はこれまで、管理業務を受託する管理会社が行う形式で普及してきており、管理会社以外が外部管理者となるケースは珍しい。外部管理者方式に取り組んでいない管理会社とそのグループのデベロッパーと連携し、新築マンションでサービスを提供する。同行が受託するのは管理者業務のみで、管理業務は行わない。
サービス名は「PROTHIRD(プロサード)」。首都圏と京阪神のハイグレードな新築マンションを対象に想定する。管理会社が管理者を兼ねる場合の費用は1戸あたり月額1000~1500円が相場になっているが、同行のサービスは若干高めになるとみられる。管理会社と管理者、区分所有者をオンラインでつなぐシステムを導入し、各種契約書や申請・予約の手続きなどをデジタル化する。区分所有者はスマートフォンアプリを使い気軽に質問できるようにし、お知らせなどの掲示板機能も持たせる。管理者業務の稼働は25年度を見据え、現在デベロッパーと管理会社と協議を進めている。
独立した第三者が管理者となるため、管理会社が兼ねる場合と比べて、工事発注などの利益相反への懸念がなくなり透明性がより高まる。金融機関の信頼性を訴求して事業を拡大し、28年度に受託規模1万戸を目標に据える。外部管理者方式は輪番制で行う組合役員の負担軽減のほか、フロントの理事会出席の負担軽減など管理会社にもメリットがある。管理会社の中には同方式を導入したいが管理者業務のコストが増えるため、管理者業務の外注ニーズがあると、同行はみる。
2024.06.14