中古戸建の成約価格が前年超えに転じる

―4レインズ動向、3月の既存住宅取引

 不動産流通推進センターは、3月に全国の指定流通機構(レインズシステム)に売買の成約報告があった取引事例から、既存住宅の動向を公表した。中古マンションの成約価格は3817万円(前年同月比8・35%増)、成約㎡単価は57・91万円(8・02%増)で、ともに前年より8%台の上昇だった。成約件数は7293件(11・80%増)で2ケタ増。中古戸建住宅は、成約価格が2733万円(2・28%増)と5カ月ぶりに前年同月を上回った。成約件数は4319件(20・68%増)で前年から大幅に増加した。

 中古マンションの成約価格はエリア別に、首都圏の4886万円(8・70%増)を始め全エリアで、前年同月より上昇した。近畿圏の3043万円(9・15%増)、中部圏の2455万円(7・86%増)で大都市を含むエリアは堅調に上昇した。九州・沖縄は2548万円(12・05%増)で2ケタ増だった。成約件数は、首都圏の3728件(10・92%増)のほか北関東・甲信越以外は増加傾向で6エリアが2ケタ増。特に九州・沖縄は524件(24・47%増)の大幅増だった。

 中古戸建住宅の成約価格をエリア別にみると、首都圏は4235万円(6・73%増)、中部圏は2392万円(3・46%増)、近畿圏は2429万円(1・00%増)で三大都市圏が揃って上昇した。一方、九州・沖縄は2058万円(2・28%減)や東北は1865万円(1・37%減)、北陸が1386万円(8・21%減)など4エリアで前年割れだった。成約件数は、全エリアで上昇。中部圏の352件(2・03%増)を除いた他のエリアは首都圏の1252件(14・97%増)を始め全て2ケタ増となった。

2024.04.19