心斎橋筋の通行量、昨年9千万人に増加

―CBRE、コロナ禍前の8割まで回復

 シービーアールイー(CBRE)はこのほど、大阪の心斎橋筋商店街と連携した調査レポートを公表した。同商店街のトラフィックデータによると、23年の歩行者の通行量は約9032万人で、22年から3000万人近く増加し、コロナ前の19年と比べて約82%まで回復した。特に12月は、年末商戦による影響から月別の通行量が最も多く、19年比の約86・5%に当たる約860万人の集客があった。コロナ禍の20年に一時的に6000万人を割った心斎橋筋の通行量は回復傾向が鮮明になり、ハイストリートの空室率も22年第1四半期(1Q)以降は低下が続き、23年4Qは3・2%まで低下している。

 心斎橋筋に幅広い業種の出店がこの1年ほどでみられ、23年通年では新たに23店舗が開業した。アクセサリーの販売や比較的若めの世代を主な客層に想定した小型店舗の開業が多く、商店街が活気を取り戻していったという。8月以降はインバウンド消費の獲得へ、ドラッグストアやスーツケース店などが出店し、10月はアパレルやドラッグストアなど5店舗が開業した。一部の空き物件では、複数のテナントが取り合う事例もあった模様だ。

 11月23日には、「UNIQLO SHINSAIBASHI」がオープン。開店前後の1週間を比較した人流は、店から最も近い集計地点の「鰻谷北通」で通行量が24・8%増加した。加えて同地点では、オープン前1週間は南下する人流の方が多かったのに対して、オープン後の1週間は北上する人流が上回る傾向へ転じた。大型小売店の新規出店が影響した外延的な人流創出と捉えており、回遊性が向上したとみている。

2024.04.12