フラット35、10月で取扱開始から20周年
住宅金融支援機構の全期間固定金利住宅ローンの「フラット35」が、10月で取り扱い開始から20周年を迎えた。機構は、20周年を機に23年9月末までの利用累積実績が137・5万戸、利用金額にして36・9兆円となったことを発表した。
フラット35は、02年10月に証券化支援事業(買取型)による住宅ローンとしてスタート。フラット35の名称になったのは04年1月。中古住宅を対象に加えたり、省エネ性能や耐震性が高いなどの優良住宅に対して当初5年間の金利を引き下げるフラット35Sを追加したりと商品拡大も続けてきた。フラット35Sの累計利用実績は102・5万戸で、利用割合は全体の約75%。
また、フラット35は現在、今後住宅を取得する若者を主な対象として、動画を活用した周知活動にも注力している。10月2日から4日連続で、住宅ローンの基礎知識に関するドラマ仕立ての動画「純喫茶フラット~知っておきたい住宅ローンの基礎知識」を機構のユーチューブチャンネルで配信している。
2023.10.13