
業務粗利トップは三菱UFJ銀行の7579.22億円
―粗利総額2.36%増の3.2兆円も、資金益は減少
今期(2023年6月期)第1四半期の各金融機関の業務粗利益データによると(開示全90行)、三菱UFJ銀行が7579.22億円(前年同期比56.21%増)で引続きトップを守った。以下、三井住友銀行の4232.61円(10.24%減)、みずほ銀の3390.00億円(10.01%減)が続く。4位のゆうちょ銀行は1880.05億円(-42.59%減)、5位の三井住友信託銀行は1558.94億円(5.90%増)だった。開示全90行の業務粗利総額は3兆2447.17億円(2.36%増)だった。上位10機関のうち増益は6機関、全体では46機関と増減の状況は二分している。
上位10行の粗利益の内訳を見ると、主力の資金利益は三菱UFJ銀行が4481.13億円(10.80%減)で最大。以下は三井住友銀行の2401.22億円(27.02%減)、みずほ銀行の2102.00億円(11.46%減)、ゆうちょ銀行の1688.06億円(27.75%減)、と各行が軒並み減少するなか、減少幅を抑えたりそな銀行が514.40億円(4.71%減)で資金利益では5位となった。
粗利益に占める資金利益シェアは、全体4位・ゆうちょ銀の89.79%がトップ。これに9位・千葉銀行の82.68%が続く。他に70%台が1行、60%台が2行、50%台が5行と資金利益シェアは低位となった。役務取引利益(証券投資手数料、個人向け投信・年金保険販売手数料など)の計上額トップは三菱UFJ銀の1501.03億円(49.22%増)。また、粗利益に占める役務利益シェアのトップは8位・りそな銀の26.24%。
債券などの売買損益を示す「その他業務利益」の計上額は全体2位の三井住友銀が2054.49億円(18.52%増)でトップ。今期粗利益を伸ばした6行は、1位・三菱UFJ銀が193.17%増、6位・農林中央金庫が167.66%増など、各行は80%以上の伸びを見せ、昨年から大きく回復している。
11位以下で粗利益を大きく伸ばした金融機関は、26位・中国銀行(220.25億円、107.35億円増)、14位・埼玉りそな銀行(296.81億円、48.91億円増)など。もっとも減益幅が大きかったのは、16位・横浜銀行(272.96億円、187.48億円減)、次いで31位の信金中央金庫(173.00億円、116.00億円減)だった。
2023.09.29