国土交通省は、ＩｏＴ技術などを活用した住宅などのリーディングプロジェクトを支援する「次世代住宅プロジェクト２０２３」の企画提案募集をこのほど開始した。同プロジェクトは23年度サステナブル建築物等先導事業（次世代住宅型）及び住まい環境整備モデル事業（次世代住宅整備モデル事業）を活用した支援事業。

　主な事業要件は、①ＩｏＴ技術などを活用した住宅（ＩｏＴ住宅）等であること②23年度に事業着手するもの③「ＩｏＴ技術等を活用した次世代住宅懇談会とりまとめ」を踏まえたもの－。事業のタイプは「先導タイプ」と「市場化タイプ」がある。前者は先導的なＩｏＴ住宅の実用化に向けた課題・効果の検証を行う取り組み。後者は実用段階に至っているＩｏＴ住宅について、市場への供給に向けた課題・効果の検証を、実際に供給される住宅で行う取り組み。

　補助対象費用は、調査設計計画費や建設・取得・改修工事費、効果検証費など。補助率は、先導タイプが補助対象費用の２分の１、市場化タイプが建設・取得費の10分の１、改修工事費の３分の２、効果検証費の３分の２など。補助限度額は、先導タイプが１プロジェクト当たり５億円など、市場化タイプが１戸当たり50万円（省エネ性能がＺＥＨレベルの場合は75万円、１プロジェクト３年以内かつ１００戸以内）など。

2023.05.25