東京都、築地再開発で事業者公募を開始

 東京都は東京・中央区の築地市場跡地約19・47haの都有地再開発で、7~9日に事業予定者からの応募参加希望表明書を募集する。24年3月頃に事業予定者を決定し、29年度に舟運利便施設の供用を開始する予定だ。

 開発地は中央区築地5と6。晴海通りと新大橋通りに面し、南東に隅田川が流れる。計画では隅田川に面する敷地の東に高さ7m超、管理用通路幅5mのスーパー堤防と防災船着き場、舟運利便施設を開発する。敷地の中心部は地下鉄新駅やバスなどが結節する交通広場を整備。敷地を東西に分ける環状第2号線には転回路や立体横断アクセス路を設け、交通利便性を大きく高める。このほか竹芝から浜離宮恩賜庭園、築地をつなぐ防潮堤歩行者ネットワークを築く。再開発は19年3月に定めた「築地まちづくり方針」に沿って進行しており、3月に実施方針を策定した。敷地は30年度までに70年間の一般定期借地権で事業者に貸し付ける。

2022.12.09