住金機構、借換え理由「金利低下」が最多
住宅金融支援機構は、21年度の住宅ローン借換え実態調査の結果をまとめた。借換えを行った理由について「金利が低くなるから」と答えた人の割合は、変動型61・9%、固定期間選択型43・4%、全期間固定型52・2%となり、全ての金利タイプで最も多かった。
借換え後の金利タイプは、変動型が49・2%(前年度50・2%)、固定期間選択型が43・9%(41・5%)、全期間固定型が6・9%(8・3%)となった。変動型、全期間固定型が減少する一方、固定期間選択型のみ増加した。借換え前後の金利分布をみると、借換え前の金利は「年1・0%超~年1・5%以下」が最多。借換え後の金利は「年0・5%超~年1・0%以下」が最も多く32・9%となった。借換え前後の金利差は変動型で「△0・5%以下」が最多。毎月返済額の減少分の使途は「生活費に充てた」が全金利タイプで最も多い。
調査は21年4月~22年3月までに借換えをした人が対象で、998件の回答があった。
2022.10.20