都、有楽町線延伸へ環境アセスの計画書
東京都は東京メトロ有楽町線(地下鉄東京8号線)豊洲・住吉間(計画延長約5.2㎞)の延伸計画を事業化するに当たり、環境影響評価調査計画書をまとめた。事業計画では東京メトロが江東区豊洲2丁目から住吉2丁目までの間に新線を設ける。現行の豊洲駅を改良するとともに、都営新宿線・半蔵門線・住吉駅との間に千石、東陽町、枝川の3駅を新たに作る。3年後をメドに着工し、30年代半ばの地下鉄開業を目指す。
新設区間の内訳は地下鉄本体のトンネル部分が約4.9㎞、改良する豊洲駅の駅舎区間が約370m。豊洲駅から北方向に枝川、東陽町、千石の3駅を整備する。開通後は墨田区などの東京東部と湾岸エリアが結ばれる。地下鉄東西線の混雑緩和も期待される。新駅が作られる枝川地区には老朽化した都営住宅や空き家などが多く、地下鉄延伸を契機として市街地の開発が誘発される可能性もある。
都は本年度の当初予算に地下鉄南北線の延伸に必要な調査費と合わせた関連経費として10億4600万円を計上した。
2022.09.02