地所、渋谷駅周辺の大型再開発に初参画
三菱地所が事業協力者として権利者とともに推進してきた東京・渋谷区の「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の再開発組合が28日設立された。同社は参加組合員として組合に参画する。京王井の頭線・渋谷駅直結のオフィス・商業・ホテルの大規模複合再開発で、三菱地所が渋谷駅周辺の大規模再開発に参画するのは初めて。
再開発の計画地は渋谷・道玄坂に面した新大宗ビルなどがある敷地面積6720㎡。敷地南側には渋谷マークシティがある。地上30階建てのオフィス棟と地上11階建てのホテル棟の間に広場空間を設け、マークシティと道玄坂の南北方向を歩行者が行き来できるようにする。建物の延床面積は約8万7100㎡。オフィス棟は各フロア1500㎡超の貸付面積になる予定。低層部には商業施設が入る。計画では23年度の新築着工、26年度の竣工を予定している。三菱地所は20年4月から事業協力者として参画していた。
2022.02.04