国交省、21年11月の住宅着工9カ月連続増
―マンションは地方が伸び4カ月ぶり増
国土交通省は11月の建築着工統計調査報告を公表した。新設住宅着工戸数は7万3414戸(前年同月比3.7%増)で、9カ月連続の増加となった。前年比では増加が続くが、11月単月としては12年以降の過去10年では下から2番目の水準であり、前々年以前の戸数には回復していない。新設住宅着工床面積は614.3万㎡(6.8%増)で8カ月連続増。
分譲住宅は2万813戸(前年同月比6.5%増)で、うちマンションは8239戸(2.4%増)と4カ月ぶりに増加した。首都圏3041戸(10.3%減)、近畿圏1664戸(40.5%減)、中部圏530戸(4.5%増)。首都圏が伸びなかった一方、三大都市圏以外のその他の地域合計が3004戸(121.5%増)となり、全体の4カ月ぶり増加の牽引役となった。その他の地域で増加が目立ったのは山口県108戸(620%増)、北海道360戸(339%増)、広島県218戸(275.9%増)など。戸建ては1万2509戸(10.0%増)で7カ月連続の増加。
持家は2万5329戸(5.5%増)で13カ月連続の増加。うち民間資金による持家は2万3027戸(6.6%増)。貸家は2万6819戸(1.4%増)で9カ月連続の増加。うち民間資金による貸家は2万5010戸(2.4%増)で10カ月連続増。
2022.01.14