三井不、柏の葉で「ウォーカブル」実現
―街の玄関口に立駐併設の商業施設開業
三井不動産は、千葉県柏市の柏の葉スマートシティのうち、重点開発エリアに位置付けている「イノベーションキャンパス地区」の玄関口となる2カ所に、複合商業施設を順次開業する。街の玄関口に立体駐車場を併設した商業施設を設けることで、歩いて回ることができる街につなげる「ウォーカブル」の実現を目指す。
「イノベーションキャンパス地区」はつくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅から徒歩20分圏内にあり、玄関口となる場所に賑わいを創出する拠点を整備する。駅に近い南側の「146街区」には、店舗棟と独立棟、駐車場棟を整備。18店舗が入るほか、駐車場棟には325台を収容する。自動車利用者も気軽に利用できる施設としたことに加え、駐車場を集約することで地区内への車の流入を抑え、快適に歩き回ることができる街づくりを進める。
一方、北西側に位置し、国道16号線沿いにある「133街区」は、常磐自動車道・柏インターチェンジから1㎞程度で、車利用での広域的なアクセスが可能な立地のため、ドライブスルー型の店舗も揃え、六つの建物に約20店舗を誘致した。視認性の高い角地にはデザインコンペで選ばれたシンボルサインも設置した。工具や資材を持ち込んで、ものづくりが行うことができる会員制のコワーキングスペースもある。ドライブインでも歩いてでも楽しめる「新しいロードサイド店舗」を目指した。 施設名称は、「146街区」が「KOIL LINK GARAGE」で、「133街区」が「KOIL 16 Ichiroku Gate」。
2021.12.10