スマート家電、所有の最多はスピーカー
―リビングテック協、利用の実態を調査
一般社団法人LIVING TECH協会はスマート家電の導入者に対する利用実態調査を行った。所有しているスマート家電で最も多かったのは「スマートスピーカー」(46.9%)で、次いで「お掃除ロボット」(35.2%)、「スマートライト」(24.6%)だった。単身世帯、子育てファミリー世帯、親と同居世帯の各属性でも上位3つは同様で、単身者では赤外線リモコンをスマートフォンで一括管理できるデバイス「スマート家電コントローラー」が続いた。
ネットワークにつながる白物家電として、「インターネットまたはネットワークにつながるエアコン」「同冷蔵庫」「同電子レンジ」の割合を合わせると、親と同居世帯は62.4%、子育てファミリーは49.1%、全体は33.2%、単身は14.9%となり、親と同居世帯の所持率が圧倒的に高いことが分かった。また、各デバイスの所有率をみると、子育てファミリー層が最も高かった。
利便性や効果を感じている点は、「音声操作ができる」(32.3%)が最多で、「家事負担の軽減」(31.5%)、「自宅の外からエアコンや照明などの操作ができる」(30.9%)と続いた。単身世帯では「音声操作ができる」が突出して多く、子育てファミリー世帯は他属性と比べてほとんどの項目で効果の実感が高かった。スマート家電を持った一番のきっかけは「テレビや雑誌などのメディア」が最多で22.2%。属性別にみると、単身世帯は「自分で調べた」(29.8%)、親と同居世帯は「家電の買い替え」(21.7%)が最多だった。調査は8月に全国の20~59歳のスマート家電所有者に実施。サンプル数は505。
2021.09.17