
地所、医科歯科大の不動産活用へ協定
―オープンイノベーション拠点も開設
三菱地所と東京医科歯科大学は、不動産などの活用企画に関する協定を締結した。同大学が保有する不動産を有効活用するとともに、同大学が立地し、医療系大学や病院が集積する東京・御茶ノ水エリアの特性を生かし、企業やスタートアップも集うオープンイノベーション拠点「イノベーションパーク」を整備する。
協定の内容は、「不動産の有効活用及び関連する知的資産の有効活用」「財務基盤の強化」「オープンイノベーション拠点・エコシステムの形成に係る協力・連携」。同大学によると、イノベーションパークは既存施設をリニューアルして整備する。同大学の研究者や医療従事者だけではなく、企業、スタートアップ、大学、医療機関が集うサロンやコワーキングスペース、オープンラボ、イノベーションギャラリーなどを設ける。6月前後に開設する。
包括協定を結ぶ前の19年4月には、同大学が企画公募を行った駿河台地区の土地活用事業で、三菱地所が優先交渉権に選ばれていた。地上11階建てのビルを開発する予定だ。 17年の国立大学法人法の一部改正では、大学が持つ資産の有効活用を図るための措置が盛り込まれた。三菱地所は18年に、東京大学の不動産や研究成果などの有効活用に関して、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、三菱UFJ銀行とともに同大学と協定を締結した。また、医療機関との連携では、徳洲会が所有・運営する「札幌南徳洲会病院」(札幌市清田区)の建て替えを三菱地所が手掛けるなど病院の不動産開発事業も始めている。
2020.03.19