20年の建設工事受注、79.6兆円に減少

─民間が2ケタ減、駆け込みの反動減も

 国土交通省は10日、建設工事受注動態統計調査報告の20年分をまとめた。20年の受注高は前年比7.0%減少し79兆6578億円となり、前年の増加から減少に転じた。このうち元請受注高は53兆7650億円(前年比6.6%減)、下請受注高は25兆8927億円(7.7%減)だった。元請受注高のうち、公共機関からの受注高は17兆4699億円(5.7%増)で現在の調査方法になった13年以降で最高額を記録した。一方、民間等からの受注高は36兆2951億円(11.6%減)の2ケタ減で、2年連続の減少となった。

 民間等からの受注で1件5億円以上の建築工事・建築設備工事は9兆508億円(19.5%減)となり、約2割減に。全体の民間等からの受注高の減少幅と比較すると、大型の5億円以上の工事受注の減少割合が高い。前年は3月に消費税の8%適用期限を目指した駆け込み受注が起き、特に市街地再開発物件などで目立った。20年の減少はその反動もあり、コロナの影響のみで減少したわけではない。工事種類別で受注工事額が多いのは住宅の2兆2759億円、事務所1兆4133億円、倉庫・流通施設1兆3501億円。

 同日発表された20年12月の建設工事受注高は、6兆8262億円(前年同月比3.1%減)。うち元請受注高は4兆6251億円(1.1%減)で、下請受注高は2兆2011億円(6.9%減)。元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆3217億円(17.5%増)、民間等からの受注高は3兆3034億円(7.0%減)。民間からの建築工事・建築設備工事受注で1件5億円以上の工事は9322億円(18.7%減)だった。

2020.02.19