貸金利息、三菱UFJ銀が1兆3503.90億円でトップ
総額3.51%減の7.86兆円、増収機関も26機関に半減
国内金融機関110機関(都銀4、信託4、生保14、損保3、地銀75、その他10)の2020年3月期業績によると、110機関の貸出金利息収入(以下、利息収入)は総額7兆8682.42億円で、前年同期から3.51%(2863.11億円)減少した。前年同期の3.51%(1兆1261.99億円)増から減少に転じた。増収機関は50機関から26機関に半減した。
計上額トップは三菱UFJ銀の1兆3503.90億円(前年同期比9.73%減)。第2位は三井住友銀(1兆2541.32億円、3.43%減)で、これにみずほ銀(1兆1135.58億円、1.16%減)、三井住友信託銀(3313億円、3.50%減)、りそな銀(1871.05億円、2.80%減)などが続いた。
6~10位は、日本政策投資銀(1395.08億円、8.73%減)、日本生命保険(1218.11億円、2.22%減)、横浜銀(1204.05億円、0.36%増)、農林中央金庫(1158.80億円、11.49%増)、千葉銀(1095.28億円、1.23%減)。上位10機関中、利息収入を伸ばしたのは2機関のみだった。 上位10機関以外で利息収入を伸ばしたのは、福岡銀(1052.70億円、2.00%増)、あおぞら銀(589.54億円、3.76%増)、伊予銀(545.54億円、3.68%増)、オリックス銀(501.41億円、7.98%増)、ジブラルタ生命(487.91億円、9.32%増)、楽天銀(464.45億円、3.36%増)、きらぼし銀(438.12億円、6.84%増)、メットライフ生命(413.34億円、13.27%増)など。
一方、利息収入を大きく減らした機関は、関西みらい銀(751.07億円、4.32%減)、埼玉りそな銀(733.58億円、4.21%減)、明治安田生命(671.05億円、9.60%減)、第一生命(408.93億円、11.43%減)、三菱UFJ信託銀(395.60億円、30.05%減)、アメリカンファミリー生命(346.16億円、6.00%減)、住友生命(271.82億円、11.89%減)、東日本銀(206.30億円、12.04%減)、大樹生命(151.92億円、7.22%減)など。 なお、110機関の総貸出金残高は634兆4526.45億円で50.00%減少。
2020.07.31