J投資は三菱UFJモルスタ証券が11万1551口でトップ
総投資口数は6.94%増、JPモルガンは7万4362口増
上場リート62法人が開示した主要投資主データ(2019年11月末時点)によると、各リートの上位投資主に金融機関計40社が入った。40金融機関の集計範囲内(以下同)の保有投資数は合計73万3699口(簿価50万円換算、以下同)で、前年同期(2018年11月末時点)より30.17%(17万70口)増加した。ただし、これらは金融機関単独による自己勘定分であり、小口投資金融機関と自己勘定投資以外を合わせた総保有投資口数は125万9498口(6.94%増、8万1781口増)だった。
金融機関別の保有投資口トップは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(11万1551口、2万533口増)だった。次いで大和証券グループ本社(10万8610口、1675口増)、3位にJPモルガン証券(9万5223口、7万4362口増)、4位にSMBC日興証券(4万5945口、3万7304口増)、5位にみずほ信託銀(4万1109口、1万5989口減)が続く。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、大和証券オフィス向け6916口、ケネディクス・オフィス向け6236口など開示され、計20法人向けを増やした。
2位の大和証券グループ本社は、サムティ・レジデンシャルル向けを1675口増やした。3位のJPモルガン証券は、大和ハウスリート向け1万151口、オリックス不動産向け9582口、ジャパンリアルエステイト向け9520口などが開示されるなど、計21法人向けを増やした。4位のSMBC日興証券は、日本リテールファンド(JRF)向け1万1839口、ケネディクス・オフィス向け7670口、イオンリート向け4496口が開示されるなど9法人向けを増やした。
そのほか、6位の楽天損害保険は3万6037口で3万1087口増やしている。産業ファンド向け8400口、日本プロロジスリート向け4796口などが開示されるなど10法人向けを増やした。10位のあおぞら銀は1万8079口で9669口増やした。日本賃貸住宅(JRH)、ケネディクス商業リート向けが開示圏内に入り、計8法人向けを増やした。 一方、大きく減らしたのは、みずほ信託銀行(4万1109口、1万5989口減)。JRH、JRF、ユナイテッド・アーバン向けなどが開示圏外となった。
2020.02.28