
野村ア、住宅地価格の値上がり地点増加
野村不動産アーバンネットは、10月1日時点(20年7~9月期)の首都圏の「住宅地価格」の動向をまとめた。価格変動率の平均は+0.3%(前回4~6月期は△0.7%)で、2四半期ぶりにプラスとなった。値上がり地点と横ばい地点が増加し、値下がり地点が減少した。
「値上がり」を示した地点は19.6%で前回調査時より17.8㌽増加した。「横ばい」を示した地点は7.8㌽増の79.8%、「値下がり」を示した地点は25.6㌽減の0.6%となった。年間ベースでみると、住宅地価格の平均変動率は△0.3%(前回は△0.5%)とマイナス幅は縮小したが、2四半期連続でのマイナスとなった。「値上がり」地点は16.1%(前回より7.2㌽増)、「横ばい」地点は59.5%(4.8㌽減)、「値下がり」地点は24.4%(2.4㌽減)だった。調査は「野村の仲介+(PLUS)」各店舗の営業エリアで地点を選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定したもの。調査地点数は住宅地168地点。
2020.10.23