スコア総合トップ3は京都、大阪、福岡

―森記念財団、109都市の特性を評価

 森ビルの森記念財団都市戦略研究所は、全国主要都市の特性を調査した20年版「日本の都市特性評価」(JPC)を発表した。対象は国内109都市と東京23区。各都市の特性を明らかにし、その特性を生かした都市づくりを進めてもらうことが狙いで、109都市のうち、合計スコア1位が京都市、2位が大阪市、3位が福岡市、4位が横浜市、5位が名古屋市だった。

 6位から16位は▽神戸市▽仙台市▽金沢市▽札幌市▽松本市▽つくば市▽浜松市▽豊田市▽広島市▽静岡市▽熊本市-の順となっている。109都市は▽政令指定都市▽県庁所在地の市▽人口17万以上、かつ昼夜間人口比率0.9以上の都市。都市の力を多角的に評価するため6分野、26の指標グループ、83の指標を設定した。6分野は▽経済・ビジネス▽研究・開発▽文化・交流▽生活・居住▽環境▽交通・アクセス。

 分野別では経済・ビジネスの1位は大阪市、研究・開発1位は京都市、文化・交流1位は京都市、生活・居住1位は豊田市、環境1位は松本市、交通・アクセス1位は大阪市で、いずれもトップの都市に変動はなかった。アクター別では福岡市がシングル、ファミリーともに1位、シニアの1位は仙台市、観光客の1位は京都市、経営者の1位は大阪市、従業員の1位も大阪市だった。  東京23区の合計スコア1位は千代田区、2位が港区、3位が中央区だった。各分野で1位だった区は経済・ビジネスが千代田区、研究・開発が文京区、文化・交流が港区、生活・居住が千代田区、環境が江東区、交通・アクセスが千代田区だった。

2020.09.11