
アリアンツ、東京23区のレジ18棟を取得
ドイツの保険大手アリアンツ・グループの不動産部門を担うアリアンツ・リアル・エステートは、東京都内の新築賃貸住宅18棟を総額約169億円で一括取得したと発表した。新型肺炎の影響でアジアを含む世界の不動産市場に先行きへの不透明感が強まるなか、同社は日本の住宅市場を「高いパフォーマンスが続いており底堅い」(ラシャブ・デサイ・アジア太平洋地域CEO)と高く評価。東京を中心とする日本国内のレジデンスを長期保有目的で買い増していく方針だ。
同社は昨年11月に東京や大阪などの賃貸マンション82棟を約1300億円で取得した。今年5月には11棟の住宅を追加購入していた。日本での大がかりな物件取得は今回が3度目となる。今回取得した物件はいずれも東京23区内の地下鉄駅から徒歩10分以内にある。総戸数は380戸、賃貸可能面積1万2240㎡。自社で運営する「アリアンツ・リアル・エステート・アジア太平洋・コア・ファンドⅠ」を通じて18棟を購入した。アジア大洋地域における同社の保有資産は62億ドル(19年12月末時点)となっている。
2020.08.28