
ハウスコム、AIが「住みたい街」提案
賃貸仲介のハウスコムは、AIが利用者の生活スタイルに合った「住みたい街」や「好きになれる街」を提案するサービスを開始した。AIソリューションの企画・開発などを行う㈱レッジ(東京・品川区、橋本和樹社長)との共同事業。全国1万人の趣味嗜好傾向データと街のデータを掛け合わせてAIが判断する。
ユーザーが性格や趣味嗜好、生活スタイルと、希望エリアなど8項目の質問に答えると、マッチ度とともに複数の街の提案が表示される仕組み。街を選ぶとその街の特徴や売りが表示され、ハウスコムサイトの街周辺の入居募集中の賃貸住宅の一覧も見られる。昨年12月の同社開催の「第3回大学生コンテスト」優勝チームが提案した「『家ではなく、街に住む』ためのスコアリングサービス」を具現化したもの。同社では新しい部屋探しの一つという位置付けで、顧客ボリュームゾーンである25~35歳の利用のほか、占いなど遊び感覚での利用も想定する。今後は、性別や家族構成、職業などのユーザー属性と、治安やおしゃれ感、買い物施設など街のこだわり評価をAIに学習させ、より趣味嗜好に合った物件の紹介までつなげたい考え。
2020.07.31