
住宅の不動産価格指数、60カ月連続上昇
─国交省、区分マンションは最高水準維持
国土交通省は、2010年の平均を100とした場合の不動産価格指数(住宅=19年11月分、商業用不動産=19年第3四半期分)をまとめた。全国の住宅総合は113.3(前年同月比+1.4%)となり、60カ月連続で上昇した。
全国の住宅地は98.8(△0.1%)、戸建て住宅は101.1(△1.4%)、区分所有マンションは148.7(+4.1%)。住宅地の下落は5カ月連続となったが、下落幅には縮小傾向がみられる。戸建て住宅は3カ月連続で下落し、下落幅は10月の△0.6%に比べ拡大した。区分所有マンションは、10月に続き148台の最高水準を維持している。
都市圏別では、南関東圏は住宅総合114.6(+0.3%)、住宅地101.2(+1.7%)、戸建て97.4(△6.4%)、マンション143.3(+3.9%)。名古屋圏は住宅総合108.6(+1.5%)、住宅地97.5(△3.8%)、戸建て102.0(+0.5%)、マンション152.9(+8.2%)。京阪神圏は住宅総合115.9(+4.4%)、住宅地99.4(+5.6%)、戸建て102.1(+4.3%)、マンション155.2(+2.4%)。マンションの最高は東北地方で194.7(+6.9%)。
商業用不動産の全国総合は124.1(前年同期比△0.1%)。建物付土地総合は135.2(+1.8%)。店舗145.8(+5.0%)、オフィス147.0(+2.3%)、倉庫112.9(△5.7%)、工場100.9(+5.4%)、マンション・アパート(一棟)133.5(△1.7%)。
2020.03.06