大阪府・市、IR事業者公募にMGMら

 大阪府・市が公示していた統合型リゾート(IR)の事業者募集(案件名「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」)に、参加申請締め切り日の14日までにMGM・オリックスコンソーシアム(構成企業=米MGMリゾーツ・インターナショナル、オリックス)1者が応じた。府市は4月までに事業提案を求め、審査を経て6月に適否を決める。

 夢洲地区(約49ha)にIRを建設するに当たり、国際会議場や娯楽施設、ホテルなどを設置・運営したり、カジノの収益で計画地周辺地域を開発したりする企業を全国に先駆けて募った。参加に意欲的だったシンガポールのゲンティン・シンガポールと香港のギャラクシー・エンターテインメントは申請を見送った。市は13日に公表した来年度当初予算案にIRと日本国際博覧会予定地の造成・基盤整備費として約57億円を計上した。そのうち1億7000万円を予定地南側に至る鉄道(北港テクノポート線)整備の検討経費などに充てる。ほかにIRの事業化に必要な区域整備計画作成の経費などとして1億6300万円を付けた。

2020.02.21