
住みたい街のトップ、購入は「勝どき」
―LIFULL、賃貸は4年連続「池袋」
LIFULLは、「2020年 首都圏版LIFULL HOME’S住みたい街ランキング」を発表した。「買って住みたい街(駅)」では「勝どき」が前回の16位から大きく順位を上げてトップに躍り出た。2年連続で都心周辺エリアが1位となり、都心回帰の傾向がみられるとした。一方、「借りて住みたい街(駅)」では、「池袋」が4年連続でトップ。
「買って住みたい街(駅)」では、東京オリンピック開催の影響で5位「東京」(前回138位)、16位「渋谷」(154位)など、住宅地のイメージがない街も上位に入った。一方で、2位「恵比寿」(3位)、4位「北浦和」(7位)、6位「八王子」(2位)など、拠点性が高く生活利便性の評価が高いエリアは上位を維持した。都心回帰の流れに逆行して、「八王子」のほか、11位「本厚木」(14位)、17位「印西牧の原」(28位)、26位「八街」(70位)、28位「大網」(43位)など、首都圏郊外のエリアも上位に入った。同社では、都心での地価の安定上昇や消費増税の影響で物件価格が高止まりしているため、郊外で豊かな自然環境に触れる暮らしを選択する購入希望者が増えているとした。
「借りて住みたい街(駅)」1位の池袋は、生活利便性と交通利便性が確保されたエリア。同様の理由で3位「川崎」、5位「大宮」、6位「三軒茶屋」も上位に入った。2位の「葛西」は前回5位から上昇。単身者向け物件が豊富なアリアで、賃料が安価で周辺の物価水準も比較的低いところが支持されている。 同調査は昨年1年間でLIFULL HOME’Sに掲載された、購入・賃貸物件で問い合わせの多かった駅名を集計したもの。
2020.02.14