Jリート向け融資残高、前年比6.1%増の7兆8793億円

トップは三菱UFJ銀の1兆6088.76億円、23法人向けに融資増

 10月初旬時点の「リート融資(直近)データ」によると、Jリートに融資実績のあるレンダーの総数は、前年同月集計比1機関増の91機関。融資残高の総額は、前回から4531.89億円増となる計7兆8793.20億円で6.10%増加した。融資額を減らした金融機関は27機関だった。

リート向け融資残高のトップは、三菱UFJ銀行の1兆6088.76億円(370.96億円増)でトップ。日本リート向けを156.68億円、積水ハウス・リート(SHR)向けを102.24億円、インヴィンシブル(INV)向けを66.31億円など、計23法人向けの融資残高を増やした。新規上昇したエスコンジャパンリート(EJR)向けも20億円融資した。第2位は三井住友銀行の1兆2854.95億円(966.49億円増)。同銀は、大和ハウスリート(DHR)向けを168.64億円、ケネディクス商業リート向けを91.55億円、INV向けを85.26億円など計34法人向けの融資残高を増やした。新規上場したEJRとサンケイリアルエステート向けへ計92.91億円融資した。

第3位のみずほ銀は、残高1兆346.32億円(1034.90億円増)。同銀はSHR向けを133.16億円、DHR向けを114.26億円、アクティビア・プロパティーズ(API)向けを106.19億円など計41法人向けの残高を増やした。新規上場した2法人へ計90.91億円融資した。 以下、4位の三井住友信託銀は、残高9020.38億円(640.16億円増)。ユナイテッド・アーバン向けを165億円、DHR向けを132.39億円、JRE向けを60億円、API向けを106.19億円など、計25法人向けの残高を増やした。

一方、大きく残高を減らしたのは6位のりそな銀(残高3158.50億円、86.12億円減)、11位のあおぞら銀(1653.15億円、93.74億円減)、35位のオリックス銀(125.57億円、74.08億円減)など。りそな銀は日本リート向けを58.22億円、GLP向けを49.36億円、ジャパンリアルステイト向けを40億円など、15法人向けを減らした。

2019.11.1