
神戸市、M管理の市場価値反映へ支援策
神戸市は、分譲マンションの管理状況を市場価格に反映させ、流通の促進や居住者の世代交代などにつなげる支援策を検討する。管理状況を把握するための届出制度を創設し、届出のインセンティブ施策や優良なマンションの認証により、持続可能な資産管理や資産価値の向上を創出する形をイメージしている。
7月24日に有識者や関係団体を交えた検討会を立ち上げ、3回ほどの会合を経て年度内に方針をとりまとめる。
検討会には、マンション管理や住宅流通に関する団体や有識者、住宅金融支援機構などが参加。市は届出制度で把握した管理の状況に応じ、状況の良いマンションにはその継続や継承を支援し、課題を抱えるマンションには適正な維持管理への転換を支援する方向性を提示した。今後は届出項目や認証制度を資産価値向上に結び付ける方法の検討に入る。検討会では、認証されたマンションが金利などで優遇を受ける仕組みなどが提言された。
2019.08.02