マンション募集賃料、平均で7.8万円

─東急住宅L、最も高い港区は21.8万円

 東急住宅リースとダイヤモンドメディア社は、賃料査定システム「スマート賃料査定」の調査機能を活用し、入居募集中の賃貸住宅種別や平均賃料などをまとめた。募集賃料の全国平均はマンションが7万8099円、アパートが5万9360円、戸建てが9万9237円。東京23区平均ではマンションが11万3131円、アパートが7万5088円、戸建てが17万7774円となった。

 ダイヤモンドメディア社が保有する入居募集中の約1100万件のデータのうち、今年1月時点で賃料情報を持つ42万件のデータをもとに分析。S造やRC造、SRC造をマンションとし、木造や軽量S造、プレハブ造をアパートとして区別した。住宅種別の全国平均はマンションが54.7%、アパートが41.9%、戸建てが3.4%。マンションの募集戸数を都道府県別にみると、上位の東京都、大阪府、神奈川県で全国の半数を占めた。マンションの割合が高かったのは京都府と大阪府。マンション募集賃料を都道府県別にみると、全国平均を上回ったのは東京都と神奈川県だけで、それぞれ10万6056円、8万3275円。そのほか、千葉県7万6835円、大阪府7万2906円など。

 東京23区の状況をみると、住宅種別はマンションが70.8%、アパートが27.5%、戸建てが1.7%。マンション募集戸数が多かったのは世田谷区で3796戸、大田区で3248戸など。マンション募集賃料は港区が最も高く、21万8318円。次いで、千代田区18万6690円、中央区16万2242円、渋谷区16万1844円、目黒区13万3893円など。

2019.09.13