
6月建設工事受注高、2カ月連続で減少
国土交通省は13日、6月の「建設工事受注動態統計調査報告」をまとめた。受注高は前年同月比3.3%減の7兆1458億円で、2カ月連続の減少となった。このうち元請受注高は6.3%減の4兆7449億円で3カ月連続の減少。下請受注高は3.2%増の2兆4008億円で6カ月連続の増加となった。元請受注高のうち、民間等からの受注高は14.7%減の3兆1796億円で3カ月連続の減少。
民間等からの受注工事のうち、1件5億円以上の建築工事・建築設備工事の受注額は前年同月比11.5%減の7670億円。発注者別にみると、受注工事額が最も多かったのは製造業で2940億円(前年同月比44.5%増)。発注者別・工事種類別では、受注工事額が多いのは不動産業の「住宅」1500億円。次いで製造業の「工場・発電所」1422億円、同じく製造業の「教育・研究・文化施設」1291億円が続いた。製造業は、特に神奈川県が73.1%増の1310億2800万円に伸びている。
2019.08.23