
JLL、都心オフィス空室率は0.8%
ジョーンズラングラサール(JLL)は10日、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)にあるAグレード(A級)オフィスビルについて、11月末時点の空室率・賃料を公表した。空室率は前月比0.2㌽増の0.8%と6カ月ぶりに前月実績を上回った。ただ6カ月連続で1%台を割っており、需給は引き続き引き締まっている。
坪当たりの月額賃料は前月比0.2%増の3万9793円と微増。前年同月との比較では5.1%上昇した。大手町や丸の内、新宿などのエリアが賃料上昇を牽引した模様だ。今年1月から11月までに都心5区で新たに供給されたオフィスの総延床面積は32万㎡。11月1日に渋谷スクランブルスクエア東棟(地上47階建て、オフィス貸床面積7万3000㎡)が開業した。12月は9万4000㎡が供給される見込み。
2019.12.20