
50~60歳代は物件探しでPC利用が増加
―RSC、問合せ物件数は5件が増加
不動産情報サイトを運営する9社で構成される不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC、事務局=アットホーム)は10月28日、19年の利用者意識アンケートの結果を公表した。50歳代・60歳代では不動産情報を調べる際にスマートフォンを使う人が昨年より減少し、パソコン(PC)を使う人が増加した。
不動産情報を調べる際に利用するデバイスは、10歳代・20歳代はスマートフォンがそれぞれ100%、95.7%と圧倒的に多い。10歳代はタブレットの利用が昨年より10.9㌽上昇し、20.0%となった。30歳代・40歳代もスマートフォンの利用が94.4%、88.5%と多いが、PC利用もそれぞれ39.1%(前年より2.7㌽増)、45.0%(6.8㌽増)と微増している。50歳代・60歳代はスマートフォンの利用が78.6%(6.4㌽減)、65.9%(3.3㌽減)と減り、PC利用は48.6%(5.7㌽増)、63.6%(13.6㌽増)と増えた。引っ越し検討の理由は、「ライフステージの変化」が最も多く、賃貸検討者は「通勤通学へのアクセス」を重要視するのに対し、売買検討者は「資産価値」や「住まいのグレード」が検討理由の上位に入った。
物件契約者の問い合わせ物件数は、賃貸は2件と3件が、売買は3件と5件がボリュームゾーンで、売買では5件の割合が前年より5.5㌽増えた。問い合わせに対する不動産会社の対応の満足理由は「レスポンスの早さ」が最も多く、不満理由は「物件がないと言われたこと」が最も多かった。不動産会社に求めることでは、「正確な物件情報の提供」や「物件に対する詳細な説明」を求める割合が多かった。同調査は毎年行っているもので、今年は1560人が回答した。
2019.11.8