日本の文化遺産

#8山梨県 勝沼

本陣跡や宿場町の商家などが残る甲州街道 また、奈良時代この地で僧・行基が修行していたとき、夢の中に葡萄を持った薬師如来が現れ、それを大善寺「だいぜんじ」に祀ったと伝えられている。 国宝の薬師堂、重要文化財の仏像など安置されており県内随一の古寺。 本物の薬師三尊像は秘仏で5年に一度公開される。

「ぶどうの国文化館」「ワイン資料館」などには、先人たちが使った道具などが多く展示されていて、その歴史を振り返ることができる。

蛇行の多い日川は氾濫が多く、明治時代に大水害が発生し川沿いの砂防工事に着手した。 当時、勝沼の堰堤「えんてい」は新技術で施工され、後に受け継がれていった。 技術転換期の遺構として重要で文化遺産になっている。 また自然との融合による景観もその評価を高めた。