日本の文化遺産

#7東京都 大田区・品川区

池上本門寺は日蓮聖人が今から約七百十数年前の10月に61歳で亡くなった霊跡。
毎年その月に聖人を偲んで『お会式法要』「おえしきほうよう」が三日間行われ、30万人に及ぶ参拝者で賑わう。
建物はほとんどが文化財に指定されているが、戦災により焼失して修理再建されている。

馬込文士村は関東大震災後に多くの文士、芸術家が住居を構え互いに行き来して交流を深めていった。いつしかこの辺りを「馬込文士村」と呼ぶようになった。
当時の住まいは修理復元され記念館などとして残され公開されている。
展示されている一流の芸術家の作品を観ながらの散策コースを歩くのが人気になっている。

北品川にある品川神社。昭和天皇即位50年を奉祝して指定された東京十社の一つ。
歴史ある古社で地元の鎮守として敬われている。
徳川家康が関が原の戦い出陣のとき参拝したことでも知られる。

かつて東京湾沿岸の品川から大森にかけては日本一の海苔の産地だった
その後、都市開発により埋め立てられ、環境の変化で採取できなくなり生産に幕を降ろした。
ふるさと館ではその歴史と海苔の生産を体験することができる。