日本の文化遺産

#6静岡県 浜名湖周辺

小松楼「こまつろう」
宿場町に建てられた小料理屋及び芸者置屋で明治末期に移築され、昭和の時代まで使用されていた。当時の生活ぶりが分かる調度品や道具などが展示されている。

紀伊国屋「きのくにや」
初代あるじが紀州出身で江戸の初めの頃新居に移り住んだ。元は茶屋だったが後に旅籠になり、紀州藩の専用宿になっていった。
江戸の建築様式が残されている貴重な文化財。

天竜浜名湖鉄道は戦争直前に東海道本線が戦火を浴びても交通が途絶えないようにと、目立たない浜名湖の北側の山間を走る目的で造られた。
当時不便だった交通が新しく出来たことで、地域の人々はその便利性に生活がしやすくなった。
戦争が終わり国は役目を終えたと廃線にしたが、地域の住民たちが自力で鉄道を運営することで復活させた。

初山宝林寺「しょさんほうりんじ」
江戸初期に中国、明の僧によって開かれた寺院。
境内には明朝の様式の建造物があり、当時の中国の仏教建築を現代に伝える貴重なもので重要文化財に指定されている。